「学校に行きたくない」と思った時にできること
- 暴言・無視・ひいき
- たたく・殴る
- 性被害・わいせつ
- 心身の不調
1日の半分以上を過ごす学校。学生生活においてはとても大きい存在ですよね。
でもそんな大きい存在だからこそ、「もう、学校に行きたくない…」と、悩んでいる人も少なくないと思います。今回は、学校に行きたくないと思った時にできることを紹介します。
学校を休んで「休息」をとることも大切
学校に行こうという気持ちはあるけれど、「からだが動かない」という人は、何はともあれ「休息」が必要です。「病気でもないのに、学校を休んでいいの?」と思うかもしれませんが、こころ(気持ち)とからだ(行動)のバランスが崩れているときは「赤信号」です。
無理して学校に行こうとすると、かえってつらい気持ちが強くなってしまうかもしれないから、こういうときはまず「休息」を第一に考えてほしいなと思います。
勉強、友達関係、先生との関係など学校には多くのストレスの原因があり、知らず知らずに疲れをためてしまうこともあります。
特に疲れやすい人は、週に1回とか、月に1回とか、こころとからだを休める日を設けることをおすすめします。
学校を休むことは「ダメなこと」と思っている人も多いかもしれませんが、2017年2月に「教育機会確保法」という法律が定められ、その中には学校を休む必要性も盛り込まれています。
まだ十分に知られていない法律ですが、無理して学校に行くことで、逆に行きづらくなってしまう人も多いことから、こうやってきちんと休息をとることも必要なのだと法律で定められているのです。
学校に戻る以外の選択肢もある
「少し休めば学校に戻れる」と思っていたけれど、気づいたらズルズルと長引いてしまった…。そんな人もいると思います。
学校と向き合うことがつらい人には、「学校に戻る以外の選択肢を探す」ことをおすすめします。
「学校に行けないのなら、どこに行けばいいの?」「そんな場所は知らないし、あるの?」という人、実はいろんな場があるのです。
全国には学校に行っていない、不登校と言われる子どもたちは20万人※います。
20万人の不登校の子どもたちは、学校に通わない20万通りの暮らしをしています。
自宅にいることが多い人もいれば、自宅以外の居場所に行っている人もいます。
最近ではフリースクールも多くなってきました。
フリースクール以外にも、学校の代わりに行ける場所はいろいろあります(私もそんな居場所の1つを運営しています)。
「全国不登校新聞」というメディアには、学校以外で過ごしている子どもたちの様々なアイデアやケースがたくさん紹介されています。
学校に行くことだけが正解じゃない
「学校に行かなければならない」という考えは、固定観念(=当たり前だと思われていること)の1つです。その「当たり前」からちょっと視点を変えて、「学校に戻る以外の選択肢を考える」ことは、現実から目を背けているということではないし、後ろめたい気持ちになる必要はありません。
むしろ、これまで「当たり前」だと思っていたことから脱皮して、今までにないアイデアや新しい出会い・発見が生まれる可能性だってあるのです。
LINEやTwitterなど、身近にある便利なツールも、それまで「当たり前」だと思われていたことを乗り越えて生み出されたものです。 それ以前は、通話は「有料」が当たり前だったし、「つぶやき」というメディアが人びとに大きな影響を与えるなんて考えられませんでした。
だから「学校に行くことだけが正解じゃない」ということ。
今までの「当たり前」を乗り越えた先に見える、ドキドキ・ワクワクするような新しい世界をみんなと一緒に探したいなと思っています。
Mexには他にも以下のような記事があります。気になった方は読んでみてくださいね。