男子の射精・性欲#3
床オナはしない方が良い
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泌尿器科医の今井伸先生が提唱する「射精道(思春期編)」。第1条から第16条まである射精道を1つひとつ解説しながら、正しいオナニーの仕方や性欲への向き合い方を考えるシリーズコラムです。今回は、しない方がいいオナニーの方法について今井先生にお聞きしました。
今回は第5条~第7条と、第10条についてお話しを聞いていきます。
第5条 勃起した陰茎を軽く握り、亀頭部を刺激するようにしごくべし。
第5条について詳しく教えていただきたいです。
標準的なオナニーの仕方を説いています。言い換えれば床オナをするなってことです。
今井先生の本には、なるべく手とか実際のセックスに近い刺激でっていう風に書いてあると思うんですけど、それには手が一番近いということでしょうか?
手しかないですよ。とりあえずね。それが1番近いとは言わないですけど、やっぱり陰茎を筒状のものに入れて、全体に包まれた形で刺激をされるのが、実際のセックスで射精できるようになるには1番良いです。
「床オナ」のように片側だけスリスリするというような刺激法も実際のセックスの時の刺激と違うため、良くないです。
あと、強く握ってしごかないと射精できないってケースも要注意です。
実際の性行為(セックス)は強い刺激ばかりではないので、セックスでは感じないなんてことになります。というわけで、強い刺激や、実際のセックスと異なる形での刺激で気持ち良くなるというオナニーはおすすめできません。
「床オナ」のように片側だけスリスリするというような刺激法も実際のセックスの時の刺激と違うため、良くないです。
あと、強く握ってしごかないと射精できないってケースも要注意です。
実際の性行為(セックス)は強い刺激ばかりではないので、セックスでは感じないなんてことになります。というわけで、強い刺激や、実際のセックスと異なる形での刺激で気持ち良くなるというオナニーはおすすめできません。
第6条 汚い手で行うべからず。第10条 出てくる精液はティッシュで受け止めるべし。
第6条と第10条は衛生面でしょうか?
そうです。汚い手で行うと亀頭包皮炎という、亀頭および包皮部分に炎症を起こす可能性があります。症状としては皮膚の赤み、にきびにも似た赤い斑点、ただれなどが発症し、痛みやかゆみを伴う場合もあります。
そうすると、汚い手だけでなく、床オナなども衛生的に良くなさそうですね。
場所によってはそうですね。
第10条のティッシュで受け止めるべし、というのはなぜでしょうか?
ティッシュじゃなくても良いんですけど、なにかで受け止めないと、飛び散ってにおいますからね。他人に迷惑をかけるなの延長でもありますね。
受け止める時に、ダメなものはありますか?
特にありません。きちんと受け止めてまき散らすなってことです。
第7条 陰茎を布団や壁にこすりつけるオナニー(床オナ)はしない方が良い。
床オナについて、もっと詳しく伺いたいです。
第5条のところでお話ししたように、「床オナ」は、セックスの時射精ができない「腟内射精障害」の原因となります。前は「禁止」と言っていたけど、もうやってしまっている人はどうするんだっていう問題があるため、「しない方が良い」にしました。床オナは結構やっている人が多いです。
やってしまっている人のプレッシャーになるかもしれないと思い、なるべく減らしていこうという方針に変えました。
やってしまっている人のプレッシャーになるかもしれないと思い、なるべく減らしていこうという方針に変えました。
やっていたら減らしましょうってことですね。
はい。でも基本的にしない方が良いです。
他に10代がしてしまう、やってはいけないオナニーはありますか?
射精道に入っていないのだと、足ピンです。射精をする時に足を突っ張ってないとできないっていう人が結構います。
そうすると、性行為の時は射精ができないでしょうか?
はい。今、セックスの時に射精ができない人に多い1つの習慣として足ピンがあります。確かに足をピンとすると、早く射精ができます。足をピンとすることでお尻がしまります。そうすると、勃起もちょっと硬くなって、それが癖になっちゃうとその格好じゃないと射精ができないという風になります。時々、足ピンをして射精するのなら良いですが、足ピンしないと射精できないということになると、やはり実際のセックスの時に射精できなくなるので要注意です。
なんかもうトレーニングみたいに聞こえますね。
本当にその通りです。
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