インスタからストーカー?!SNS犯罪被害の事例
- ネットトラブル
毎日使うSNS、でも実は犯罪の被害を受けるきっかけになることも!ここではSNSを安全に利用できているかのチェックリストや、SNSで犯罪に合わないために気をつけることを紹介します。
SNSの安全利用チェックリスト
Twitterやインスタ、tiktokなど、多くの人がどれかは使っていると思います。それらを使う時、このチェックリストのどれくらいができていますか?もし1つでもできていないことがあったら、犯罪に巻き込まれたり、もしくは自分が罪を犯したりしているかもしれません。 友だちと写真を共有したり、情報を集めたりするのに便利な一方で、投稿によっては、ストーカー被害や、空き巣被害など思わぬ事態につながる恐れもあります。チェックリストで1つでもあてはまるものがあったら、ぜひ読み進めてみてください。
SNSがきっかけの10代の犯罪被害
友達と遊んで撮った記念写真をシェア。情報を共有するのは楽しいですが、複数の人とやりとりをするTwitterなどを使った犯罪の被害は、ここ数年で増えています。TwitterやインスタなどSNSを介して知らない人と連絡をとり、被害にあうケースは年々増えています。そのうち、金銭を渡してみだらな行為をする児童買春と、ネットで知り合った人に裸の写真を送るよう強要される「自画撮り被害」を含む児童ポルノが約半数の900人を超えます。
そのうち、レイプ・強姦などの強制性交が45人、誘拐などが75人、強制わいせつが19人となっており、重大な被害につながっているケースも少なくありません。*1 「知らない人とやりとりをしても、本名を伝えていないから個人情報はばれないはず」と考えるのは禁物です。
家や学校の近くで撮影した写真からみなさんの生活圏が分かり、ある日突然、やりとりをしていない人からもストーカーの被害を受けてしまう、という危険もあるのです。
背景に写っている看板の文字などは、写真に少しでも写り込んでいると、今は画像の精度も良いので簡単に読み取れます。Googleのストリートビューは世界中の街角を写真で見ることができるため、背景からその場所を特定することも難しくありません。
写真をシェアする時も、場所や個人を特定できる情報でハッシュタグをつけないように注意が必要です。
友達に限定で公開する設定をしていても、それをスクショしてシェアしてしまえば、拡散されてしまいます。インターネットに載せたものは誰にでも見られる可能性があると思っておく必要があります。
旅行中の写真から空き巣に入られる?
「今日は○○に旅行に来ています!」と、楽しい旅の最中に投稿したくなるときもあるでしょう。でも、家族で出かける機会も多い夏休みや連休、年末年始などにリアルタイムで「旅行中」と投稿するのは、「家には誰もいません」と知らせていることになります。泥棒にとっては、留守であるのが分かる家はまさに狙い目。最近の空き巣は、Twitterやインスタをチェックして狙いをつけていると言われており、「家を空けているのが分かる投稿をリアルタイムでするのは危険」とされるようになりました。 限られた人たちに旅先の様子を知らせたいのではあれば、友だちの間だけのLINEなどのグループトークや、非公開の設定にしたものだけに投稿するなど、よく注意してください。
また、送った写真を友だちが自分のインスタなどで公開したり他の人に転送したりすることのないよう、お互いに普段から気をつけておくのも大切です。
知らない人と会って補導される?
「もうちょっとおこづかいをもらって、欲しい物を買いたいな…」。こんな気持ちから、Twitterなどで「相手募集中」などと、初対面の相手からお金をもらって会う約束をそれとなく書き込むこともあるかも知れません。いわゆるインターネットの「出会い系サイト」は、18歳未満が使うのを規制する法律があり利用できません。そのため最近では、専用のサイトではなく、TwitterやLINEなどを使って会う約束をするケースが増えています。 実はわいせつな行為などをした大人側が罰せられるのはもちろんですが、法律では、18歳未満の子どもがお金をやりとりした上で交際することを禁じているため、子ども自身も補導される可能性があります。
「今夜泊めてくれる相手を募集」と書き込んだり、円光、ワリ、サポなどの隠語を使って援助交際を申し込んだりすると、サイバーパトロールをしている警察から補導される対象となります。
Twitterやインスタなどで知り合った素性の分からない人と会うことは、ストーカーや脅迫、誘拐などの被害にあう可能性もあり、一緒に散歩をする、というだけでも条例で「してはいけない」と規制している地域もあります。
他人の画像や動画のダウンロードも注意?
自分の持っている漫画のページを、「友達も読みたがっていたから」と、勝手に写真や動画に撮ってTiktokやストーリーなどにアップするのは、著作権法違反になります。テレビ番組やDVDの映画といった動画の投稿でも同じです。これは明らかな犯罪です。インターネット上には現在、著作権を持つ作者らの許可を得ずに違法でアップロードした漫画やアニメ、映画などが多くあります。それが違法にアップロードされたものと知りながらダウンロードして見ること自体も犯罪なのです。 雑誌のページや音楽にも著作権はあり、カラオケ店で歌を歌っている動画でも、違反となる場合もあります。著作権の権利関係は複雑なので、「もしかしたらこれはいけないかな」と気になったら、アップロードはしないようにするのが大切です。
プライベートな情報はもちろん、友だちの情報も含め、個人の特定につながることはネットにのせないのが原則です。
一度ネットに流れてしまった情報は、完全に消すのは難しいのが現実です。
いろんな法律を考えると、使わないのが実は一番楽…なのですが、友達づきあいや、簡単にいろんな情報が分かるという意味で、Twitter、インスタなどはとても便利であるのは事実です。
全部を守るのは難しいと感じると思いますが、この情報が自分の知らない多くの人に見られ、拡散されても大丈夫か、一生インターネットから消せなくなっても大丈夫か、と考えながら上手に使っていけると良いですね。
ネットの書き込みについては、「軽い気持ちでネットに書き込み…、もしかしたら犯罪につながるかも?」の記事もあります。参考にしてみてください。
Mexでは他にも以下のような記事もあります。気になった方は読んでみてくださいね。
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