高校生で妊娠。学校に通い続けられる?
- 妊娠(したかも)
- 進学・中退
「生理が来ない…妊娠したかもしれない」あるいは、「検査薬で妊娠したと分かった」
そんな時、学校に通い続けられるのかどうか不安に思ってはいませんか?
学校に「妊娠した」と言ったら退学させられる?
「妊娠=退学させられる」もしくは「妊娠=学校を辞めなければならない」と思う人もいると思いますが、妊娠をしたからといって、必ず学校を辞めなければいけないわけではありません。平成30年3月に出された文部科学省による通知※1では、
「生徒に学業継続の意思がある場合は、教育的な指導を行いつつ、安易に退学処分や事実上の退学勧告等の対処は行わないという対応も十分考えられること」
と明記されています。 つまり、学校に通い続けたいという気持ちがある場合には、妊娠をしたということで必ずしも退学処分や勧告を受ける理由にはならないということです。
例えば、体育などからだを使った授業に参加出来ないことを理由として学校側が退学を勧めてくることもありますが、そういう場合は課題レポートや見学などを代わりの対応とする必要があるとされています。
しかし、妊娠はからだにもとても負担の大きいことなので、みなさんにとってどうするのが1番良い方法なのかを学校の先生や保護者の人などと話し合いながら決めるといいでしょう。
妊娠中、学校に通えるか不安な時は…
希望をすれば、そのまま学校に通い続けることもできますし、それ以外にも、転学や休学、定時制・通信制への転籍など、様々な選択肢があります。また、最終的に退学を選択した場合であっても、学校側には、生徒の希望する進路に応じて就労支援機関や高等学校卒業程度認定試験などの情報提供が求められています。
まずは相談しよう
妊娠しているかもしれないこと、学校はどうするのか、などに関しては1人で抱え込めるものではないので、周囲の大人と相談しながらじっくり今後のことを決めていきましょう。妊娠した時、自分で産んで育てるという選択の他に、健康上の理由や経済的に難しい場合、暴行などで望まない妊娠をした場合などは中絶をすることが出来ます※2。また、産んで養子縁組などで他の人に育ててもらうという選択肢もあります。
法律上中絶が出来る期間には限りがありますし、今後のことをじっくり考えるためにも、もし妊娠しているかもしれないという不安がある場合は、なるべく早めに妊娠しているかどうかを確認してください。
妊娠の初期症状と検査薬の使い方についてはこちらを読んでみてください。
妊娠初期の症状は?妊娠検査薬はいつから使える?
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