生理がこない時は!?本当は怖い生理不順・遅れ。
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今回は中学生や高校生などの10代の方に向けて生理が予定日を過ぎても来ない、遅れてしまう原因とその時の対処法についてお伝えします。
「めんどうな生理が来なくてラッキー!」と思うかもしれませんが、ちょっと待って!
その原因には、治療が必要な病気や妊娠の可能性があるかもしれません。
ぜひ、受診の目安や妊娠しているかどうかの確認方法を知っておきましょう。
生理が来ない原因とリスク
正常な生理は、25日~38日の周期で、出血は3~7日間と言われています。しかし、過度の運動やダイエット、ストレスなどにより、ホルモンバランスが乱れることで生理が来なくなることがあります。
特に無理なダイエットなどでやせすぎてしまうと、生理不順になることが多いので、体重減少には注意しましょう。
生理が来ないのをそのままにしておくと、将来子どもができにくいからだになったり、人より早く骨密度が下がって骨粗しょう症のリスクが増えたりすることも分かっています。
また、脳や卵巣、子宮の病気などが原因の場合もあります。
放置した時間が長くなるほど、治療が難しくなり時間もかかるため、気づいたらできるだけ早めに対処することが大切です。
生理トラブル受診の目安「3のルール」
10代の頃は生理周期が安定しないことはよくあることですが、覚えやすい生理トラブルの受診の目安として「3のルール」があります。病院受診のチェックポイント「3つのルール」 |
このような時は、病気のサインの可能性があるので、婦人科・産婦人科を受診しましょう、というものです。
もちろんこの期間を待たず、心配な時はためらわず医療機関に相談しましょう。
また、15歳を過ぎてもまだ生理が来ない、10歳未満で生理が来た、という場合も、医師に相談することをおすすめします。
もしかしたら、妊娠かも?
性行為の後、妊娠が成立すると、生理は止まります。そのため、妊娠のサインとして生理が来なくなるのです。
避妊をしていたつもりでも、性行為には妊娠のリスクが必ず伴ないます。
(たとえば、コンドームを使ったとしても年間の妊娠率は2~15%ほどあると言われています)
妊娠の確認は、次回の生理予定日前後から、ドラッグストアなどで売っている妊娠検査薬でできます。 もともと生理不順という人は、性行為から2週間目と3週間目に検査薬を使ってみると良いでしょう。
検査薬で陽性が出たり、からだがだるい、熱っぽい、気持ちが悪くなるなど妊娠の初期症状がある場合は、すぐに婦人科・産婦人科で正確な診断をしてもらいましょう。
万が一、妊娠して中絶をする場合、女性のこころとからだに大きな負担がかかります。
中絶手術にかかる費用も10万~30万円ほどになり、遅くなるほどその負担も大きくなります。
妊娠12週未満では、日帰りの手術も可能ですが、妊娠12週を過ぎた中絶は数日間の入院が必要となります。
さらに、妊娠22週を過ぎると、いかなる理由でも中絶が認められません。
早く妊娠に気づき、決断することも大切なことです。
自分の健康状態を確認するひとつのバロメーターとして、生理とうまくつきあっていけると良いですね!
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