拒食症とは?特徴と相談先を解説
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「食欲がない」「やせた」は拒食症かも
「友達とケンカした…」「勉強を頑張ったのにテストの成績が悪かった…」「失恋した…」などのショックで最近ご飯が食べられなくなった…という人はいませんか? ショックやストレスで少しの間ご飯が食べられなくなるというのは多くの人が経験するものですが、それが過度になり、極端に体重が減少しているのに拒食(食べないこと)が止められない、食べたものを全部吐いたりして体重が増えるのを防ぐような行為がみられるようになると、神経性やせ症(一般には「拒食症」と呼ばれています)という病気の可能性がでてきます。拒食症になるきっかけは、
「ダイエットしたら体重がどんどん減って、体重が減るのが楽しくなり、やせ過ぎてしまった」
「太っていると言われたことがショックで食事制限した」
「スポーツで減量していたら、食事をとれなくなった」
「ストレスで食欲がなくなり、食べられなくなった」
など、人により様々です。
拒食症の特徴
同じように何らかのストレスで食欲をなくしても、それがきっかけで拒食症になる人もいれば、ならない人もいます。拒食症には下のような特徴が多く見られます。*1
□極端にやせている。
□周りからはやせていると言われるが自分ではそうは思わない。
□体重・体型への関心が高い。
□太るのがこわい。
□食事の量を減らすことがある。
□たくさん食べた後に、食べたものを吐いたり、食事を抜いたり、たくさん運動したりすることがある(しない人もいます)。
□カロリーや体重のことで頭がいっぱいになる。
□生理が来ない、不順になった。
□手足が冷えやすい。
どの程度なら病気と言えるのか自分で判断するのはとても難しいので、正確な診断を受けるためにも、当てはまるものが多いと思ったら一度病院に相談すると安心です。
拒食症は、病院に行かずに自力で治すのは難しい病気です。
回復に3年~10年くらいかかることも少なくありませんが、早い段階で適切な治療を受ければ、回復も早くなります。
拒食症?と思ったらここへ相談を
各都道府県の精神保健福祉センターで相談ができます。各都道府県の精神保健福祉センターはこちら(厚生労働省のホームページ)
日本摂食障害協会では、全国からメールでの相談も受けつけています。
メールでの相談はこちら(日本摂食障害協会のホームページ) 以下の支援センターでもそれぞれの県に住んでいる人の相談を受け付けています。
●宮城県摂食障害支援拠点病院
・電話 022-717-7328
火・水・木(祝日は除く) 午前10時30分~午後5時
・メールでの相談 eds-miyagi@shinryonaika.hosp.tohoku.ac.jp
(システムの都合上、携帯電話からのメールには返信できない場合があります)
●福岡県摂食障害支援拠点病院
・電話 092-642-4869
月・水・金(祝日は除く) 午前9時~午後4時
・メールでの相談 info@edsupport-fukuoka.jp
●静岡県摂食障害支援拠点病院
・電話 053-435-2635
月・木・金 午前9時~午後3時
●千葉県摂食障害支援拠点病院
・電話 047-375-4792
月・水・金(祝日は除く) 午前9時~午後3時
・メールでの相談 edsupport-chiba@hospk.ncgm.go.jp
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