体育の日・文化の日・秋分の日とは?
- 生活・住まい
10月は7日から9日までが3連休で、9日の「体育の日」が祝日でした。
毎月いろいろな祝日がありますが、その意味などを考えたことは少ないかもしれません。
では、体育の日はどうしてできたのか、知っていますか?
今回は、知っていると友達にも話せる、秋の祝日の意味について調べてみました。
「体育の日」は東京オリンピックと関係がある?
今、体育の日は法律で、「10月の第2月曜日」と決まっています。でも、昔は10月10日と決まっていました。 ではどうしてこの日になったのかと言うと、10月10日は、1964年に東京オリンピックの開会式があったからです。
はっきりと分かっていませんが、10月10日は統計を調べると毎年、晴れることが多い日(「晴れの特異日」というそうです!)だったからこの日に合わせて開会式をした様です。
期待通り、開会式はとても良い天気でした。
オリンピックだったこともあり、体育の日はスポーツに親しみ、こころもからだも健康になるようにこころがける日になりました。 東京オリンピックは2021年に延期になってしまいました。8月に開くことになっていますが、昔は秋に開かれたんですね。 (もしかしたら、次のオリンピックの日も祝日になるかもしれませんね!)
3連休をつくるため、月曜日に変わった
東京オリンピックの2年後、1966年から体育の日は祝日になりました。しかし2000年から法律が変わり、体育の日などいくつかの祝日は土日に続けて連休になるよう月曜日になりました。
歴史的な意味がある日を動かすのを残念がる人もいたようですが、3連休が増えるのはうれしい人も多そうです!
「文化の日」は天皇の誕生日だった?
今でも日にちが決まっている祝日もあります。11月3日は「文化の日」です。
この日は明治天皇の誕生日で、明治時代は「天皇誕生日」として休みの日でしたが、天皇がかわると休みではなくなりました。
(天皇誕生日は今の天皇の誕生日なので、天皇がかわると、祝日ではなくなるのです)
しかし、これまでお休みだった日が普通の日になってしまうのは寂しく、「ぜひ休みの日のままにしておきたい」と思う人もたくさんいました。
そこで「明治天皇の記念の日として祝日にしよう」という運動が起き、昭和時代になってから「明治節」という祝日になりました。
やがて、広く文化に親しむ祝日として、「文化の日」になりました。
大正天皇は天皇としての期間が短かったからか、誕生日が祝日にはなっていませんが、昭和天皇の誕生日も「昭和の日」(4月29日)として残っています。平成天皇(現上皇)の誕生日(12月23日)は、退位後の令和元年からは祝日ではなくなり、現在の天皇誕生日の2月23日が祝日になっています。
「秋分の日」は日にちが決まっていない?!
その他にも、9月23日は秋分の日でしたが、秋分の日は、何月何日とも、曜日でも決まっていない祝日です。昼の長さと夜の長さが12時間ずつで、ほとんど同じになる日を前の年に国立天文台が計算をして決めています。 このように、祝日でもいろいろな種類があるので、もしよかったら次の祝日はその意味や成り立ちを調べてみると過ごし方も少し違ってくるかもしれません。
もしくは、「自分の誕生日はどんな日かな」と調べてみるのもおもしろいですね!
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