街で見かけるマークの意味って知ってる?
- 生活・住まい
今回は、街で目にするマークを集めてみました。どれも、多くの人が社会で生活しやすくなるためのマークです。どんなところに、どんな意味でついているか、知っていますか?
車いすに乗っている人だけではありません 「国際シンボルマーク」
車いすに乗った人の姿を表しているこのマークの名前は「国際シンボルマーク」です。このマークがついていると、目が不自由な人など、障害のあるすべての人が利用しやすい建物や施設になっています。
例えば、車いすでも入りやすいようにスロープがある施設や、手すりがついているトイレなどがあります。
また、駐車場にこのマークが描かれているのを見たことがあるかもしれません。
その駐車場は、障害のある人が運転しているか、もしくは一緒に乗っている車が駐車できるという意味で、乗り降りしやすいように駐車スペースの幅が広くなっています。
人をサポートしている犬、見たことありますか 「補助犬マーク」
まず補助犬とは、以下のような犬のことをいいます。・目の見えない人と一緒に歩く盲導犬
・耳が聞こえない人のために音を知らせる聴導犬
・手や足がうまく動かない人の代わりに身の回りのことの手助けをする介助犬
これらの犬はペットとは違い、からだの不自由な人をサポートする存在です。よく訓練されていて、衛生的にも問題はありません。
普通のペットでは入ることができない飲食店や施設でも、法律で補助犬は受け入れる義務があると決められています。
また、補助犬を連れていても困ることがあるので、もし困っている様子の人がいたら、声をかけてみてください。
見た目では分からない障害もあります 「耳マーク」
耳が聞こえない・聞こえにくい人は、見た目だけでは耳が聞こえないことに気づかれなかったり、必要な情報が手に入れづらかったりします。例えば、案内放送が分からなかったり、人から話しかけられても答えられなかったりするなど、日常生活で様々な困りごとや不安があります。
そこで、周りにも耳が聞こえないことを知ってもらうために、このマークは作られました。
耳マークは、耳の不自由な人がカードとして持っていたり、持ち物にシールとしてつけていたりして、役所や病院の窓口で見せたりします。
中には、唇の動きを読んで言葉を理解する人もいます。このマークを持つ人がいたら、ゆっくり話したり、紙に書いて筆談をしたりするよう心がけてみてください。
この動作をしている人を見たら、声をかけよう 「白杖SOSシグナル」
これまではマークについての説明でしたが、今回はこのマークのような動作をしている人に注意をして欲しいと思います。このマークの、杖をまっすぐ立てて頭の上に掲げる仕草は、目が不自由な人が「困っているので助けてください」という合図です。
目が不自由な人は、白杖(はくじょう)と呼ばれる白い杖を持ち、周りを確認しながら外を歩いています。
道で迷ってしまったり、駅の出入り口がどこにあるか分からなくなった時などに助けを必要としてこのマークの仕草をすることがあります。
もし見かけたら、「どうしましたか」などと正面から声を掛け、自分の肩や腕に手をかけてもらって、ゆっくり誘導するなど、サポートをしてあげられるといいかもしれません。
どんな意味だろう、と思っていたマークはありましたか。知っておくと、どこかで役に立つ時があるかもしれませんね。
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