高校生で妊娠。伝えたら彼氏・恋人が逃げるかも?親にどう言えばいい?
- 妊娠(したかも)
妊娠をしたかもしれない。付き合っている人や家族に伝えるのはとても勇気のいることだと思います。妊娠したこと自体は悪いことではありません。でも、これからどうなるのか、自分はどうしたらいいのか不安なことも多いのではないでしょうか。
妊娠を伝えた時の親や彼氏・恋人の反応は?
高校生での妊娠。伝えられた相手は驚くことでしょう。どのような反応をされるのか分からず、付き合っている相手と親のどちらに先に打ち明けるべきかを悩む人もいるかもしれません。どちらか迷ったら、まずはあなたの味方になってくれそうな人に話すのが安心です。
もし、相談できる相手がいないという人は妊娠SOSなどの相談窓口を利用することもできます。思いがけない妊娠にとまどっている人たちを支えてくれるところです。頭に浮かんでくる不安や疑問についても丁寧に答えてくれます。
下のリンクからお近くの窓口を検索してみてください。

妊娠を打ち明けると、最初はとまどわれたり、泣かれたり、怒られたりといった感情的な反応があるかもしれません。
でも、それも時間が経つにつれて「これからどうしていくか」という現実的な話に進んでいくことになります。
お相手が学生の場合、妊娠は前向きに受けとめてくれても、先のことを考えるとお金や生活の面で周囲のサポートが必要になることも多いと思います。
先のことを考える上では、まず本当に妊娠しているのかどうかを知ることが大事です。妊娠検査薬は簡易的なものなので、本当にお腹に赤ちゃんがいるかどうかは病院で確かめないとはっきりしません。
病院へいく時は妊娠した女性側の保護者に付き添ってもらうのがよいですが、上でご紹介した妊娠SOSでは病院へ一緒に行ってくれるところもあります。また、高校生一人での受診を受け入れている病院もあるので、病院に問い合わせてみることもひとつの手段です。
こちらもよく読まれている記事です。
保険証を使うと親にバレる?秘密で病院に行くには? | Mex ミークス | よみもの
産まないと決めた場合は中絶手術という方法もあります。
中絶はどんなことをするのかなどの情報はこちらにあります。
妊娠したかも。中絶を選んだら… | Mex ミークス |
学校はどうなるのか?付き合い続けられるのか?
文科省から学校への通知で、学校は出産であっても中絶であっても、それを理由に生徒を退学させてはいけないことになっています。妊娠したら退学処分という校則はないでしょう。ただ、お腹が大きいまま通うのは大変で、学校を休まなくてはいけない日もでてくるので、自主退学をすすめられることはあります。
もし今の学校に通い続けるのが難しいとしても、休学や転学などの選択肢があります。今のクラスメイトと一緒に卒業できない可能性はありますが、高校卒業をめざして勉強を続けることは可能です。

以下の記事でも解説しています。
高校生で妊娠。学校に通い続けられる? | Mex ミークス | よみもの
今まで通りの生活を続けることができないなら、何もなかったことにして逃げたいと思うかもしれません。でも、あなたの気持ちと体を大事にする方法はきっとあります。人にいうのが怖かったら、まず誰にも見えないところで気持ちをはきだすだけでも大丈夫です。
以下のフォームも活用してみてください。
気持ちをはきだす | Mex ミークス | 10代のためのサイト
妊娠していない側にペナルティや責任はないのか?*
赤ちゃんができたことを知り、責任を取ろうとする彼氏・恋人もいる一方で、残念ながら妊娠したとたんに態度が変わったり、連絡が取れなくなったりしてしまうケースもあります。
男性(妊娠していない側)は妊娠という事実から目を背けることはできても、女性(妊娠した側)は自分の体の変化からは逃げられません。女性としては相手に責任を取らせたいと思うかもしれません。しかし、性行為についてお互いの同意があった場合には(※)、妊娠させたこと自体を理由として相手を処罰したり慰謝料を払わせたりすることは、原則としてできません。
※同意がない行為は性暴力で犯罪です
これって性暴力?無理やり性行為をされた・避妊してくれない | Mex ミークス
ただ、男性が中絶についての話し合いを拒んだり、中絶を強要したりした場合など、妊娠に至る経緯やその後の対応によっては、中絶や妊娠・出産にかかった費用、慰謝料などを男性に請求できる場合があります。
また、赤ちゃんを出産した場合には、法律上の父親に養育費を請求することができます。結婚しておらず、男性が自分の子どもであることを認めない場合には、まず「認知」という手続きが必要になることがあります。
話し合いで決着がつかない場合は、裁判所に調停や審判を申し立てたり、損害賠償を求める裁判を起こしたりすることもできます。

こうした手続きにはお金も時間もかかり、精神的な負担も大きくなることがあります。それでも法律による解決を考えたい場合には、手術や出産後の生活が落ち着いた段階で(または、必要があれば早めに)弁護士などの専門家に相談するのも一つの方法です(請求の内容によっては、手続きのできる期間に制限があるため、その点にも注意が必要です)。
妊娠中は体や心も不安定になりがちです。気持ちはスッキリしないかもしれませんが、まずは体のことを最優先に考えることが大事です。
中絶や妊娠出産の費用、子育てに関わる費用や生活費などで今後のお金が心配な場合には、相手に払わせる以外に、国や地域の制度をつかって生活を安定させる道もあります。
未成年の妊娠・出産に関係する法律と法律の相談窓口*
未成年者は、原則としてひとりで契約を結ぶことができません。これは、赤ちゃんを産んだ女性が未成年の場合も同じです。そのため、病院関係の手続きや保育園の契約などを行うには、女性(妊娠した側)の保護者(法定代理人)の同意が必要になります。
未成年の妊娠や未婚の出産などは考えることも決めることも多く、どれも難しい判断です。分からないことは誰かに聞き、できないことはできる人に助けてもらって大丈夫です。未成年かどうかに関係なく、子どもを産み育てている人は周りの力を借りてよいのです。
生活の相談については役所に行き、総合窓口で担当課を教えてもらって、相談をしてみてください。
法律についてくわしく知りたい方は、法テラスや各弁護士会などが無料で提供している相談窓口もあります。
法テラス:未成年の方向け相談案内ページ
*法律監修 弁護士・井上俊介(日比谷中田法律事務所)