安全日はゴムなし?相手が性病?|性のQ&A前編
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わたしたち「にんしんSOS東京」によせられる相談のなかでも、特に10代からの相談で寄せられるもの、間違った知識で覚えている人が多いものを前編・後編に分けて紹介したいと思います!
前編は避妊と性病についてです。(後編はこちら)
安全日さえ守ればゴムをつけなくてもOK?

そうすると、「アプリで教えてくれる危険日じゃなければ、ゴム(コンドーム)をしなくてもいいかな?」と思うかもしれませんが、10代の頃は試験のストレス、部活やバイトのしんどさ、環境の変化、無理なダイエットなどで、いくらでも排卵の時期(妊娠しやすい時期)が変化することがあります。
それに、妊娠したかもと思うだけで、不安で生理が遅れたり、腹痛・お腹の張り・眠気・下痢・便秘などのネットに書かれている「妊娠超初期症状」と呼ばれるものが出てきたりする人もいます。からだはこころの状態によって変わりうるものだということを覚えておいてほしいです。
後で不安になって後悔しないためにも、毎回ゴムをつけること。できれば、低用量ピルを飲むことは妊娠しないために必要なことです。
あとは「妊娠しているわけじゃなかったけど、生理が来ないです。そのままにしていても良いの?」という相談も多いです。
生理がこない期間が2ヶ月程度であれば、「そんなこともあるね」と言えるけれど、3ヶ月以上こないようであれば、治療が必要になることもあります。生理がこないということは、女性にとって必要なホルモンがうまく働かず排卵していない可能性があるのです。
将来のためにも、1度、婦人科を受診することをおすすめします。
相手が性病にかかっていたらどうすれば良い?

みんな、自分や相手が性病だとは考えたくないと思います。でも、相手は性行為が初めてではないかもしれないし、自分だって、以前のパートナーと性行為をしたことがあれば、元カノ/元カレからうつされているってことだってあるのです。
なので、少なくとも、自分の性器や尿道口に痛みやかゆみ、ただれがあって、女子であればおりものがいつもと違っていたり、男子なら膿(うみ)が出たり、ブツブツしたものができていたりしたら、病院に行き、検査や治療をしてもらったほうが良いです。女子は産婦人科、男子は泌尿器科に行きましょう。
もしも、性病だった場合には、相手にも結果を伝えましょう。あなたから相手に性病がうつっている可能性があります。 逆にあなたが相手から性病をもらっていた場合、相手も同じように治療しないとまた相手から感染することもあります。
性病は症状が出ないものが多いので、毎回のコンドームの使用が必要です。
愛と性病は別問題。感染しているのに、相手に伝えないで性行為をするのはマナー違反です。 コンドームだけでは感染を防ぎきれない場合もあるので「ゴムをしていたから大丈夫」というわけではありません。「おかしいな」と思ったらすぐに病院へ行きましょう!
もしも相談できそうな大人が近くにいない…という人は、私たち「にんしんSOS東京」のような電話やメールで相談できる窓口で相談してください。 こちらに電話やメールで相談できる窓口の情報をまとめてあります。
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土屋