児童相談所とは?どんなことが相談できる?
- 暴言・無視・ひいき
- たたく・殴る
- 性被害・わいせつ
- 心身の不調
家や学校で過ごしていると、もやもやしたり、不安な気持ちでどうすればいいか分からなくなることもあるかもしれません。
今回は、そんなときに悩みを相談できる場所の1つである児童相談所を紹介します。
児童相談所ってどんなところ?
児童相談所は、子どもに関する困りごとや、悩みごとを聞いて、それを解決するための場所です。相談は、子どもに関することなら誰からでも受けつけています。悩みを誰に話せばいいのか分からないこともあるかもしれませんが、児童相談所にはみなさんの話を聞きたいと思っている人がいます。
どんな悩みでも受けつけているので、ひとりで抱え込まずに相談をしてみてください。
また、児童相談所はすべての都道府県にあって、「○○(地域の名前)児童相談所」や「○○(地域の名前)センター」などと名前がついていて、
例えば滋賀県は「子ども相談センター」、大阪府は「子ども家庭センター」というような名前になっています。
相談したい時は、どうすればいい?
児童相談所に相談したくなった時に、実際に相談する方法と相談できることについてみていきます。まず相談方法は、児童相談所に直接行くか、児童相談所全国共通ダイヤルに電話をかける、もしくは手紙を送る方法の3つの方法があります。
電話で相談する方法については「「児童相談所全国共通ダイヤル」って何?」でまとめています。
どんな悩みなら相談していいの?家族や友達のことでも大丈夫?
そして、実際に相談にのってくれる悩みごとについて紹介します。まず、保護者など周りの大人からからだやこころを傷つけられてしまった時などがあります。
例えば以下のようなことです。例はあくまでも例なので、これ以外の例もたくさんあります。
- からだを傷つけられる(例:たたかれたり蹴られたりする、縛られたり動けないような状態にさせられるなど)
- こころを傷つけられる(例:こころが傷つくようなことを繰り返し言ってくる、目の前で他の人に暴力をふるう、無視するなど)
- エッチなことをされる、させられる(例:体を触られる、裸を無理やり見せられる、お風呂に入ってくるなど)
- 生活に必要なものをくれない(例:ご飯を食べさせてくれない、具合が悪いのに病院に行かせてくれない)
もし、みなさんが上のようなことをされていて「つらい」「一緒にいるのがしんどい」と感じているなら、それは虐待かもしれません。
親に限らず、学校の先生や部活のコーチ、祖父母など大人から傷つけられれば虐待になります。虐待については、「虐待を受けているかも?そんな時どうすればいい?」で詳しくまとめています。 他にも、友達から嫌なことをされたり、どうすればいいか分からなくなってしまったというような時も相談にのっています。
- 友達からいやがらせを受けたり無視をされて、学校に行きたくない
- 妊娠したかもしれない、あるいは妊娠させてしまったかもしれない
もちろんこれらの内容にあてはまらなくても、みなさん含めて子どもに関する内容だったらなんでも大丈夫です。
また、基本的に自分の名前や住所は言わなくても良くて、話したことは親や学校の友達に勝手に話されるということはありません。
ただ、今すぐに家から逃げ出したい、助けが必要という時は名前や住所を言う必要があります。
相談をしたらどうなるの?
では、実際に児童相談所に相談したらどうなるのでしょうか。まず、親など大人からつらい目に合って、心が傷ついてしまった時には、悩みや不安な気持ちの相談にのるこころの専門家がみなさんと話を聞いてくれます。みなさんが安心できるように、ずっと同じ人が担当してくれることもあります。
また、他の悩みごとを相談した場合も、児童相談所の人がまずみなさんの話を聞いて、解決するための専門の場所を紹介してくれることもあります。
例えば妊娠に関することだったら、助産師など専門的な知識を持っている人を紹介してくれたりします。
紹介をした後も、みなさんの悩みごとが解決をするまで、児童相談所の人がみなさんと一緒になって考えてサポートをしてくれます。
みなさんの悩みや困りごとを聞きたいと思っている大人がいます。「悩みを誰に相談すればいいか分からない」と思った時、児童相談所に相談することも考えてみてもいいかもしれません。
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