車のマークの意味って知ってる?
- 生活・住まい
突然ですが、みなさんはこれらのマークを見たことはありますか?
すべて車に付けるマークなのですが、それぞれどんな意味のマークでしょう?
ひとつずつ、答え合わせです。
車の免許を取りたての人がつけなければならない「初心者マーク」
色や形から「若葉マーク」とも呼ばれています。車の免許は、18歳になってからとることができ、免許を取った初めの1年間は忘れずに付けなければなりません。道路交通法という法律でつけることが義務になっており、違反が見つかると、反則金をとられてしまいます。また初心者は運転に慣れていないので、このマークが付いている車を見かけたら、少し注意をして、安全確認をするようにしましょう。
「高齢運転者マーク」通称もみじマーク
70歳以上の人で、体力や集中力が低下して運転に影響が出るかもしれない人が付けるマークです。もみじマークは初心者マークと違い、つけるのが義務ではありませんが、なるべくつけてくださいね、と警察では呼びかけています。
高齢のドライバーが運転中に事故を起こしてしまうニュースを耳にしたことがあるかもしれませんが、歳をとったら運転を止めるべきなのかどうか、今大きな社会問題にもなっています。
ただ、生活に車が必要な人も多く、このマークを付けて注意しながら運転しているお年寄りもたくさんいます。
ちなみに、もみじマークは少し前までこのデザインでした。 初心者マークが若々しい「若葉マーク」とも呼ばれるのに対し、
枯れ葉のように見えることから「枯葉マーク」と呼ばれることもあり、高齢者に失礼ではないかという意見もあって、新しいデザインに変わりました。
こちらのマークを付けて運転をしても、もちろん問題はありません。
からだの不自由な人が付ける「身体障がい者マーク」
からだや足に障害のある人が運転していたり、足が不自由な人が運転できる車があるので、そのことを周りの人に知ってもらうためのマークです。このマークを付けるのは、義務ではありません。でも、できるだけつけるようにしてください、と言われています。
特に、車いすを使っている人は、運転席に座る時、車いすから席に移り、乗っていた車いす(折りたたみ式のものがあります)を車に積み込みます。
駐車場から車を出す時、運転席側に車いすで入れるだけの幅がないと困ってしまいます。走っている時以外でも、周りの人にそうしたことに気づいてもらう必要もあるのです。
耳に障がいがある人が付ける「聴覚障害者マーク」
聴覚障害があっても、補聴器をつけるなどして一定以上の音が聞こえれば、免許をとることができます。でも、聞こえづらいことは周りのドライバーに知らせていなければ危ないので、このマークをつけるのは義務になっています。紹介した4つのマークがついた車に対しては、周りのドライバーは、幅寄せをして走りにくくしたり、割り込みをしたりしてはいけないと決まっています。
まだ運転する機会があるのは少し先かもしれませんが、交通ルールのひとつとしてマークの意味を知って、自分の身の安全にも役立ててください。
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