自画撮り被害とは?裸の写真を要求された時の対処法
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「自画撮り被害」って聞いたことはありますか?
SNS上で同世代を装ったり、性別を偽ったりして相手をだまし、裸の写真を送らせる手口です。
実は今、そんな被害にあう人がとても増えているのです。
自画撮り被害とは? 自画撮り被害の事例
自画撮り被害とは、「写真を送らないと秘密をばらすぞ」と言われたり、写真を送った後に相手の態度が変わり、「ばらまかれたくなかったら言うこと聞け」とおどされたりすることを含みます。また、「スタンプをあげるから下着姿の写真を送って」と、金銭的なものと引き換えに要求される場合もあります。
具体的な例を見てみましょう。
A子さん*1は、SNSで知り合った共通の趣味があるBさんと、最近仲良くなりました。
そのうち、趣味を通じてお互いのことを良く話すようになり、会ったことはないですが、学校のことや、親に相談できない悩みもBさんになら話せます。
そんなある日、Bさんから顔写真が送られてきて、「A子の顔も見せて」と言われたので、自分の顔写真を送りました。その後も、相手から度々日常の写真が送られてくるので、A子さんは写真を送り返していました。
数日後、すると今度は、Bさんの下着姿の写真が送られてきて、「自分だけ見せるのは恥ずかしいから、A子も下着写真送って」と言われました。
ためらっていると、相手の態度が変わってきて、嫌われたくないと思ったA子さんは写真を撮って送ってしまいました。
すると今度は「裸の写真を送れ。じゃないと今までの写真や秘密をばらまく」とおどされるようになりました…。
また、今まで送られていた相手の写真は嘘のもので、年齢などもでたらめであることも分かりました…。
すでに相手に写真を送っている!そんな時は…
A子さんのように相手に下着姿等の写真を送っているなど、被害にあっていると、「親に知られたくない」「クラスのみんなにばれたらどうしよう…」そんな風に苦しい思いを抱えてしまう人が少なくありません。そんな時はひとりで悩まずに、警察や親(保護者)に相談できるのが1番です。
早く対処することで拡散を防ぎ、被害を最小限に抑えることができる場合があります。
しかし、大事になってしまって友達にばれるのがこわかったり、親に相談するのもなかなか難しかったりする場合には、Mex(ミークス)で紹介している相談先に連絡することもできます。
裸の写真を要求されている!そんな時は…
もし、写真は送っていないけれど、下着姿や裸の写真を要求されているという場合は、相手の要求を無視し、絶対に写真を送らないでください。どんなに親しくしているネット上の友人であっても、相手が本当に良い人かどうかや、プロフィールに書いてあることが本当かどうかは確かめることができないものです。
また、リアルの友人であっても、ネットに流れて困るような写真は絶対に送らないでください。写真が悪用され、取り返しのつかない事態にならないために、不用意に自分の写真は送らないようにしましょう。
相手から裸の写真などの要求が続いているのであれば、やり取りは消さず、ブロックをせずに、スマートフォンを持って警察に相談しましょう。
また、友達や恋人に裸の写真を送るよう求めたり、携帯に友達等の裸の写真を保存したりした場合には、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の被疑者として検挙・補導されてしまうおそれがあります。被害者だけでなく、加害者にもならないようにしましょう。
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