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今回は女子から多くの悩みの声を聞く「生理痛」に関して取り上げていきたいと思います。
外出できなくなるほどつらい生理痛があるのは、当たり前のことではありません。
ぜひ、痛みの原因とともに正しい対処法も知っておきましょう。
また、男性も女性のからだの知識として、知っておくといいですね。
~目次~
・生理とは?生理痛の原因は?
・生理痛をやわらげるための方法
・強い生理痛は、病院に行くべきサイン
まず、生理(正しくは「月経(げっけい)」と言いますが、ここではわかりやすく「生理」とします)とは、どんな現象なのでしょうか。
女性は思春期に入ると、毎月赤ちゃんができてもいい準備として生理が始まります。
生理が起こる子宮は、女性の骨盤の中にあり、妊娠したときに赤ちゃんが育つお部屋になる組織です。
子宮では、赤ちゃんを迎える準備として「子宮内膜」という子宮の内側の組織を分厚くします。
しかし、妊娠が成立しないと、この内膜が不要になるので、3日から7日ほどかけて血液(経血)などと共に腟から排出され、また、新しい内膜を分厚くする準備がされます。
これを月に1回程度のサイクルで繰り返しているのが、女性の生理です。
※画像:NPOピルコン「LOVE LIFE HEALTH BOOK」より
この生理の時は、いらなくなった内膜を腟から出すために、子宮がキューッとちぢむことで、おなかに痛みが起こる時もあります。
これが生理痛と呼ばれるものです。
特に、生理の2日目あたりに痛みを感じるという人が多いようです。
からだが冷えたり、血のめぐりが悪くなったりすることで、生理痛を感じやすくなることがあります。
生理痛がつらい時は、無理をせず温かくして休んだり、散歩・ストレッチなどの軽い運動やぬるめのお風呂に入ったり、お気に入りの音楽や香りを用意し、温かい飲み物をゆっくり飲むなどリラックスして過ごすことがおすすめです。
また、市販の痛み止めの薬で症状を和らげることができます。
痛み止めは、生理痛がひどくなる少し前に服用した方が効果的です。
痛み止めの薬を服用してもまだ痛みが治まらない、もしくは学校をお休みするなど、日常生活に影響がでるほどひどい生理痛がある場合は、我慢せずに病院で治療することが大切です。
強い生理痛は、子宮の病気が原因で起こっていたり、今は病気ではなくてもそのままにしておくと子宮の病気になりやすくなったりします。
たとえば、「子宮内膜症」という病気は、強い生理痛がありますが、そのまま放置すると、卵巣がんになったり、将来赤ちゃんがほしいと思ってもなかなかできない「不妊」の原因になってしまうことがあると分かっています。
「痛みがあるのが当たり前」と思わずに、産婦人科・婦人科に相談しましょう。
「産婦人科って赤ちゃんを産む人がいくところじゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、産婦人科では、生理のトラブルについても相談・治療ができるので、恥ずかしがらなくて大丈夫です。
なかなか自分の目では見ることの難しい子宮の状態を専門家に診てもらい、症状やライフプランにあったケアを相談することができます。
生理は女性のからだの健康のバロメーターとなるもの。
もしお友達がつらい生理痛で悩んでいるようだったら、「病院に行ってみたら?」と勧めてみてくださいね。
次回は、生理がきたりこなかったり…という「生理不順」についてお届けします。
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