前回は「
お母さんから性暴力を受けています。」についてでした。
今回は、「
親子の
役割逆転・
親が
私に
依存してる」というテーマで、10
代のお
悩みや
質問にお
答えします。
今日ご紹介した、今日は「親の不仲」のお話であったりとか、ネグレクトの話、性被害の話をしてきました。それに加え、こういったご相談もありましたというので、1つご紹介したいと思います。
”うちはシングルマザーで、私と弟を育ててくれています。ただ、母が、私に依存しています。
頼られるのは嬉しいし頑張りたいけど、辛いです。私だと支えきれないです。そして母は私に「頼れる人がいない……」と愚痴をこぼします。
私に、「あんたには受験に合格してもらわないと困る」といいながら、常に私に傍に居てほしいと呼びつけます。 勉強時間の確保も難しいです。そろそろ限界です。母も私も難病持ちで一人暮らしは出来そうにないです。どうしたらいいのか、まったくわかりません。”
というものでした。こういった、しんどい中で、お母さんが育ててくれているので、我慢しないとって思うケースってあると思うんですが、こういった場合ってどうしたらいいんでしょうか?
「親子の役割逆転」っていう言い方をしますけど、子どもが、親の親をやらなきゃいけないことって、そういう親の病気とか親のDVとかがあるとですね、子どもが1番しっかりして、親を支えなきゃって思う訳です。
そうなると、その子にとって子ども時代が無いんですね。子どもにとっては、親にケアされて、わがまま言って、周りを困らせてっていう子ども時代をちゃんと経験するってことがすごく必要なのです。
しかし小さいころから、お母さんを支える、お母さんに頼られて、お母さんの愚痴ばっかり聞いて、お母さんを裏切ったらお母さんがかわいそうという様にお母さんの期待通りの人生を歩むんです。
こういう苦しさっていうのは、やっぱり、世界中にありますけど、特に日本特有のことかなと思います。
こういった時って、「早く大人になることだからいいことだ」と周りにも言われたりとか、自分でも思おうとしたりするんじゃないかなと思うんですけど?
そうですね。親孝行だし、「しっかり者だね」って褒められるようなことがあるから、その子も「そうだな」と思うけど、そういうことがどうなんだろうって思うのは二十歳を過ぎて自分が大人になった時にハッと気が付くんですよね。
自分が大人になってあれは虐待だったと気がつく
はい。「親ってどうしてあんな風だったんだろう」とか、「自分は果たして誰かにケアされたことがあるのかな」というのに気が付く。ちょっと親から距離をとったときに、初めて見えてくるのですね。
この方はいろんなことに気づいてらっしゃるので、そういう関係の本を読んでほしいと思います。アダルトチルドレン(AC)って言葉はそういう人たちのことを言いいます。大丈夫かと、カウンセリングでも十分できます。
今日ずっとお話してきたように、「自分が我慢すればもう1番の解決だ」って思ってる子いっぱいいると思うんですけど、本当に話してみたら意外と開けることとかそれがお父さんお母さんの行動の抑止力になることもあります。
本当に場合によってはそれでいい対話が話し合いになることも十分あるので、身近な人以外の信頼できる大人を探して、そういった人に話すのが大事です。
そういう意味ではスクールカウンセラーもいいですし、この記事があるMexのサイト内でもいいですし、いろんな場所で、探してもらうこと。まず探して、相手を探すことからやるのが大事になってきます。
次回は「
虐待ってどこから?」に関してです。
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#9親子の役割逆転・親が私に依存してる
親が重い。逃げたい。親との関係どうしたらラクになる?YouTube Liveのプレイリスト(#1~#9)