学校に通っているみなさんに毎日やってくる、放課後。
「友達がいなくて、ひとりぼっち」
「だからといって、家にも帰りたくない」
今回は、そのように思っているみなさんでも過ごしやすい居場所を紹介します。
図書館と聞いてどんな場所を思い浮かべますか?
本を借りて読んだり、勉強したりするところ、と想像するかもしれません。
でも、図書館はもっと自由に過ごせる居場所です。
何もせず、一人で過ごしていても、邪魔をする人は誰もいません。
それは「図書館の自由に関する宣言」で「図書館が利用者の秘密を守る」というように定められているからです。※1
この図書館の自由に関する宣言は、法律ではありませんが多くの図書館がこの精神に基づいて運営を行っています。
図書館は、全国に3,000施設以上※2あり、ほとんどの地域にあるので、まずはみなさんが住んでいる近くの図書館を探してみてください。
「●●市(自分が住んでいるところ) 図書館」と検索することで近くの図書館を調べることが出来ます。
児童館や公民館も、地域によっては一つの居場所です。
児童館や公民館(コミュニティセンターと呼ばれている場合もあります)には、中学生・高校生が利用できるところもあり、みなさんが自由に使えるスペースがあります。
そこではおしゃべりをしたり、簡単なスポーツをしたり、ボードゲームをしたりできます。
また、以前紹介した、「子ども食堂」が開催されている場所もあります。
勉強もできますし、勉強を教えてもらえることもあるようです。
開館日や時間はその施設によりさまざまですが、土日に開いているところもあれば、夜遅くまで開いているところもあります。
ただし、児童館・公民館によっては、利用時間やできることが限られているところもあるので、みなさんが住んでいる近くの公民館・児童館を、まずは調べてみてくださいね。
ここまでは、市町村や区が運営するものを紹介してきました。
それだけではなく、NPOのような民間団体が運営するものもあります。
その一つの例として、「日向ぼっこサロン」を紹介します。
日向ぼっこサロン
この施設は、東京都にあります。
児童館や公民館と同じように、おしゃべり・軽食・勉強などができます。
利用したい場合は、電話かメールで一度連絡をしてください。
なお、家で虐待を受けているなど、身の危険がある場合、児童相談所というところでは、一時的に避難するための場所が用意してあります。
児童相談所へは児童相談所全国共通ダイヤルから電話をすれば、相談することができます。
いかがだったでしょうか。
このような居場所は、全国各地にあります。
Mex(ミークス)でも、「居場所」に関するいろいろなサービスを紹介しているので、自分に合うものがないか探してみてください。
学校や家以外にもみなさんが安心して過ごせる居場所が近くにあるかもしれません。
放課後、安心して過ごせる居場所が見つかってくれればいいなと思います。
※1日本図書館協会「図書館の自由に関する宣言」(http://www.jla.or.jp/library/gudeline/tabid/232/Default.aspx)
※2 文部科学省「社会教育調査-平成27年度結果の概要」(http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa02/shakai/kekka/k_detail/1378657.htm)より
来館された方が、気軽に、安心して過ごすことができる場所「日向ぼっこサロン」を運営しています。
ひきこもり、不登校、ニートなどの人々が自立を目指すための合宿支援を行います。
ニート・フリーター・ひきこもりなどの方へのプログラムです
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